2018-01-01から1年間の記事一覧

C#コードでMT3620を動かしてみた

Seeed UG Advent Calendar 2018の23日目に誰をも寄せ付けないクレイジーな面白そうな記事が投稿されました。 www.kekyo.net MT3620セットアップに始まり、Cサンプルコードの解説、C#で開発するためのビルド環境の整備、C#からCのInterop、疑似イベント駆動と…

ChibiOSを調べる

nanoFrameworkの土台がChibiOSなので、ChibiOSを調査します。 ドキュメントはこちら。 ChibiOS free embedded RTOS - ChibiOS Homepage ソースはこちら。 GitHub - ChibiOS/ChibiOS: Read only mirror of SVN ChibiOS repository. Official forum http://for…

Azure Sphere MCUのセキュア構造

12/20にPlutonの構造、機能に関するブログがポストされました。 azure.microsoft.com 全文を訳すのは自信が無いので、、、気になるポイントだけ箇条書きにしました。 Pluton Key management Plutonは(シリコン)製造段階で自らのキーペアを生成しています。…

mbed-os-example-wifiを動かしてみた

MbedでAZ3166をやってみる記事を書きましたが、、、 matsujirushi.hatenablog.jp ここで使った、mbed-wifi-example、、、 というか、これの内部で使っているmbed-emw10xx-driverは、もう古いモノでしたorz いまは、Officialのmbed-osにMTB_MXCHIP_EMW3166と…

mbed-wifi-exampleを動かしてみた

本記事は、同様の新しい記事があります。 新しい記事はこちらです。 MbedプラットフォームはAZ3166に対応しているみたいですが、 MxChip Board Support - Question | Mbed 情報が全然見当たらない。orz GitHubにMXCHIPがサンプルを公開していたので、、、こ…

Azure SphereのMutable storage

18.11で64Kバイトまでの永続データを保存できる、Mutable storageというBETA機能が追加されました。 18.11全容についてはこちら。 ちょっと使ってみようかなと思い、試してみました。 サンプルコード Mutable storageを削除して、10回書き込みしてみます。 …

nanoFrameworkのファームウェアビルド

.NET Micro Framework後継の一つ、nanoFramework。 https://www.slideshare.net/TakashiMatsuoka2/tinyclr-os-on-wio-lte/9 何気なくドキュメントを見たら、ファームウェアのビルド手順が書かれていて、わたしでも出来るかも?と思い、やってみました。 参考…

azure_iot_utilities.cのルートCA証明書

Azure SphereからAzure IoT Hubに接続するために、デバイスにルートCA証明書が必要です。 qiita.com 厳密には、Azure Sphereに限らず、Azure IoT Hubに接続するクライアントには、ルートCA証明書が必要。 この記事を書いたときはVisual Studioの接続済みサー…

Azure IoT Hub Sampleの調査メモ

Azure Sphere SDKに含まれている、Azure IoT Hub Sample for MT3620 RDB (Azure Sphere)プロジェクトのコードを調べます。 main()から、Azureに絡む関数のコールツリーはこんな感じ。 main() InitPeripheralsAndHandlers() AzureIoT_Initialize() AzureIoT_S…

Azure SphereデバイスをTP4.2.1から18.11にアップデート

これの続きです。 matsujirushi.hatenablog.jp デバイスのOSをTP4.2.1から18.11にアップデートします。 リリースノートの手順に沿って、実行します。 docs.microsoft.com デバイスのOSバージョンを確認 デバイスのOSバージョンを確認します。 C:\>azsphere d…

Azure Sphere SDK 18.11をインストール

これの続きです。 matsujirushi.hatenablog.jp Azure Sphere SDK 18.11をインストールしてみます。 インストーラをダウンロード ブラウザでhttp://aka.ms/AzureSphereSDKDownloadを開くと、インストーラがダウンロードされます。 Azure_Sphere_SDK_Preview_f…

Azure SphereがTP4.2.1から18.11にアップデート

Azure Sphere 18.11がリリースされました。 azure.microsoft.com リリースノートから、どんな変更点があったのか?確認したいと思います。 18.11リリースノート リリースノートはこちらです。 docs.microsoft.com バージョン表記について、以前は4.2.1という…

Azure IoT EdgeをRaspberry Piにインストール

11月にAzure IoT Edgeが1.0.4にアップデートしました。 azure.microsoft.com 7月に、Azure IoT Edgeをラズパイにインストールしましたが、、、そこから手順に変更が無いか、確認しました。 RasPi3B + Raspbian いつものように、マイクロSDをSDFormatterでイ…

Center CLR Try!開発 #2

昨日は「Center CLR Try!開発 #2」に参加しました。 Try!開発とは、もくもく会のように、みんなで集まって気楽に開発をやるイベントです。 イベントというよりも、もくもく開発、寄り合い、寺子屋といった表現のほうが正しいのかもしれません。 今回は水曜日…

AzureのFlow, Logic Apps, Functions, Virtual Machineの価格比較(定期実行時)

SeeedのWio Node、ちょっとしたデータ取得には便利なのですが、、、 連携しているWio Serverには定期的にデータを取得、チェック(たとえば、定期的に温度を測って、異常に高いときはEメール通知するとか)することができません。 Wio Serverは外部からリク…

Azure Sphereテナントの作成(準備編)

こちらの記事を、分かりやすく書き直そうとしています。 matsujirushi.hatenablog.jp 予備知識 Azure Sphereテナント MCUデバイス(Azure Sphere対応MCU)のセキュリティ更新やプログラムアップデートなど、いくつかの機能を実現するために、マイクロソフトか…

Azure Sphereテナントの作成(雑記版)

そろそろMT3620開発キットが手元に届いたころですね。 すぐにデバイスの電源を入れて動かしたいところではありますが、その前にAzure Sphereテナントを用意しておく必要があります。 MCU、OS、Cloudとあった3つのうちの、Cloudの部分です。 下図の赤マルのと…

Azure Sphere開発ツール

Azure Sphereのアプリケーションは、Visual Studio + Azure Sphere SDKで開発します。 Windows 10 Anniversary Update以降(1607以降) Visual Studio 2017 Enterprise/Professional/Community 15.7以降 Azure Sphere SDK Preview for Visual Studio 1と2を…

MT3620開発キットを買う前に知っておくべきこと

Seeedが販売するAzure Sphere MT3620開発キットを購入する前に、知っておくべきことを書いておきます。 購入してから「あー、買って失敗だった。使えねー。」とならないためにも。 Search results for: 'Azure Sphere MT3620' はじめに 本文書はマイクロソフ…

Azure Sphereとは?

まもなく、SeeedからAzure Sphere MT3620開発キットが出荷になるぞい!ってことで、Azure Sphereについて整理してみました。 Azure Sphereとは? azure.microsoft.com Azure Sphere は、極めてセキュリティの高いインターネット接続マイクロコントローラー (…

RasPi+IoTCoreでAzure IoT Edgeは動くのか!?→動かない

一般提供開始(GA)したAzure IoT Edgeが動作するOSの一覧がこれです。 docs.microsoft.com マイクロソフトが正式にサポートするものがTier 1というカテゴリになっていて、 一般提供開始(GA) Ubuntu Server 18.04 Ubuntu Server 16.04 Raspbian-stretch パブリ…

一般提供開始(GA)したAzure IoT Edgeをインストールしてみた

6/27にAzure IoT EdgeがGA(一般提供開始)しましたが、なかなかまとまった時間が取れず、、、3週間ほど遅れましたが、動かしてみました。というか、入れてみました程度。 azure.microsoft.com みんな大好きラズパイで試すことにします。 最新はRaspberry Pi…

.NET Core 2.1 SDKをRaspberry Pi 3で動かしてみた

.NET Core SDKがRaspberry Piに対応したようなので試してみました。 blogs.msdn.microsoft.com ラズパイとOS サポートしているのはRaspberry Pi 2以降で、ARMv6を使ったRaspberry Pi ZeroシリーズはNG。 また、Release NotesにあるSupported OS versionsのLi…

de:code 2018 に参加しました

5/22~23に開催された、de:code 2018にいろいろな立場で参加しました。 (有料イベントのため、発表内容の詳細は伏せます。) Azure Sphere開発のデモ 4月のRSA Conferenceにマイクロソフトから突如発表された、Microsoft Azure Sphere。 www.microsoft.com S…

iotedge-scott-or-notを動かす

//Build 2018のVision Keynoteで、Custom VisionをRaspberry Piで動かしてScottかどうかを判定するデモ、Scott or notのソースが公開されていたので動かしてみたところ、いくつかハマり所があったので書いておきます。 youtu.be デモのソース デモのソースは…

Custom Vision on IoT Edge v2 (Docker) on Raspberry Pi

この記事の続きです。 matsujirushi.hatenablog.jp 前回は、Custom VisionのClassificationをDockerFileエクスポートして、UPボード(Ubuntu Server 16.04)で動かしました。今回は、このDockerFileエクスポートをRaspberry Pi 3 Model Bで動かしてみます。 …

Custom Vision on IoT Edge v2 (Docker)

いままでCustom Visionにはあまり興味が無かったのですが、Build 2018のVision KeynoteでCustom VisionをIoT Edge v2(Docker)で動かしていたようなので試してみました。 Custom Vision データの用意が簡単そうな、Classificationでやってみることに。compa…

ペイント3DをEnder-2に3Dプリント

DIY

ペイント3Dのライブラリに、なかなか良いコンテンツがあるので、、、3Dプリントしてみたいと思い、やってみました。 ペイント 3D Windows 10に標準で追加された、ペイントの3D版。 3Dライブラリから、好みのコンテンツを選びます。 今回は着地するワシを選び…

IoT Edgeランタイムのネットワーク構成

IoT Edge v2はDocker技術を使って、各モジュールを分離して動かしています。 はたして、モジュール間はどういう感じでつながっているのか??疑問だったので調べることにしました。 今回は、IoT Edgeランタイム(システムモジュール)の、edgeAgentとedgeHub…

Azure IoT Edge v2に最適なシングルボードコンピュータ

Azure IoT Edge v2をシングルボードコンピュータ(SBC)で動かそう!と思い、Raspberry Pi 3のRaspbianで試したところ、さまざまなエラーに見舞われて上手く動きませんでした。 「SBCで安定して動かすことはできないのか?」 いくつかのSBCで、実際にAzure I…