Azure Sphere開発ツール
Azure Sphereのアプリケーションは、Visual Studio + Azure Sphere SDKで開発します。
- Windows 10 Anniversary Update以降(1607以降)
- Visual Studio 2017 Enterprise/Professional/Community 15.7以降
- Azure Sphere SDK Preview for Visual Studio
1と2を事前に準備しておき、Azure Sphere SDK Preview for Visual Studioをネットからダウンロードして実行、インストールすればOKです。
Azure Sphere SDKインストール前
Windows 10を1607以降にアップデートしておきます。
winverコマンドでバージョンを確認しておきましょう。
現在の最新は1803です。
Visual Studioは15.7以降にアップデートしておきます。
現在の最新は15.8.5です。
Azure Sphere SDKインストール
Azure Sphere SDK Preview for Visual Studioをダウンロードして実行します。
OpenVPN TAP driverを入れぞ!と赤字で協調されていてドキドキしますが、気にせずInstallボタンをクリックしてインストールを進めます。
あとは待つだけ、、、
インストール後
インストールされた結果をいくつか確認しましょう。
プログラムの一覧に、Visual Studio Tools Preview for Azure Sphereが追加されました。
メニューに、Azure Sphere > Azure Sphere Developer Command Prompt Previewが追加されました。
今後、このコマンドプロンプトで「azsphere」というコマンドを実行することが多々あります。
Visual Studioには、Visual Studio Tools Preview for Azure Sphere拡張が追加されました。
このVisual Studio拡張によって、新規プロジェクトのVIsual C++ > クロスプラットフォーム に、Azure Sphere が追加されました。
以上、終了。
一般的な組み込み系のツールと比較して、Azure Sphere SDKを実行するだけのあっさりとした仕組みになっています。
EXE、1個を実行するだけの簡単インストールで良いですね♪
以下、余談
赤字で表示されていたOpenVPN TAP driverって何ぞ?ですが、、、
Visual Studioやazsphereコマンドはパソコン内の仮想ネットワークを経由してMCUデバイスと通信する仕組みになっています。
Visual Studio, azsphere <-> TAP driver <-> Azure Sphere Device Communication Service <-> USB <-> MCUデバイス
そんなわけなので、ネットワーク接続にAzure Sphereという接続(これがTAP driver)と、
WindowsサービスにAzure Sphere Device Communication Serviceが追加されています。