次期Azure Sphere SDKで何が変わるのか?

Richardが、次期Azure Sphere SDKで何が変わるのか?をブログにアップしていたので、確認してみたいと思います。

Plan for changes coming to the Azure Sphere SDK in next release - Microsoft Tech Community - 916078

1. サインインがシンプルで柔軟に

ユーザーとAzure Sphereテナントの認証モデルを変更。
具体的に、どのようなモデルになるか明記されていませんが、マイクロソフトwork/schoolアカウントに加え、マイクロソフト個人アカウントでも認証できるようになると思われる記述があります。
ただし、新しい認証モデルに移行すると、旧来のSDKでは認証できず、新しいSDKにしなければいけない。複数人で開発しているときは注意が必要。

2. OTAの構造を簡素化

プロダクト(e.g. cofee maker)、デバイスグループ(e.g. Development)、デプロイといった、実運用に合わせた区分で管理できるようになるみたい。
このあたり、いままでは名称の付け方とかで工夫していましたが、、分かりやすくなっていいと思います。

3. Azure Sphere SDKLinux対応(プレビュー)

Ubuntu 18.04 LTSに対応。

4. Visual Studio Code対応(プレビュー)

Windows, LinuxVisual Studio Code拡張を提供。

5. CMake

Visual Studioプロジェクトファイルによる管理をやめて、CMakeに変更。

6. Visual Studio 2019に最適化

Visual Studio 2017は非サポートということで。

気になったもの

認証モデル、OTA構造はインパクト大きそうなので、詳しい情報を待つ。

【雑記】「RとKerasによるディープラーニング」が素晴らしい

コンピューティングのGPGPUの仕組みには興味あって、CUDAとかはチョイチョイ触っていたのですが、昨今、流行りの、カメラ+深層学習にはどうも興味が湧かなくて静観していました。

が、お仕事でJetson NanoとかCoral DevBoardとかを扱わなければならず、「深層学習マルデワカリマセン」では通用しないので、、、みなさんに追いつけるよう、機械学習と深層学習をちびちびとやり始めました。

しかし、マジ辛い。

深層学習の参考書を読み漁ってみると、パーセプトロンから始まって、多層、活性化関数、出力層と、、、聞きなれない用語と数式が多数。 数学はわりと好きな方なのですが、用語が多いのは辛い。選んだ本が悪いのか(オイオイ)と思い、他の参考書も見てみるが、どれもこれもだいたい似たような感じ。(オイオイオイ)

が、最近手に取った「RとKerasによるディープラーニング」が、俺が求めていたのはまさにこれだーーーーー!!!だったので、ブログ書くことにしました。

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MT3620開発ボードを有線イーサネット接続

久しぶりのAzure Sphere投稿です。

MT3620にはWi-Fi 2.4G/5Gが内蔵されているので、ネットワークにサクッと繋がるのですが、、、
展示会や勉強会でWi-Fi混雑していると、ネットワークに繋がらないことがあります。

展示物がただの置物になってしまうなんて、、、想像しただけでも怖いですよね。

そんなあなたに朗報が!

Azure Sphereの18.11で、Private Networkとして有線イーサネットが利用可能になり、
そして、19.05から、Wi-Fiの代わりに(Public Networkとして)有線イーサネットが利用可能になりました!!

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