MT3620開発キットを買う前に知っておくべきこと

Seeedが販売するAzure Sphere MT3620開発キットを購入する前に、知っておくべきことを書いておきます。
購入してから「あー、買って失敗だった。使えねー。」とならないためにも。

Azure Sphere MT3620 - Seeed Studio

はじめに

本文書はマイクロソフト、Seeedの正式な文書ではありません。
マツジルシ個人のメモです。
ライセンスなど、デリケートな部分は各社の文書をご確認ください。

Azure Sphere MT3620開発キット

Azure Sphere対応MCUMediaTek MT3620が載った、Azure Sphereの開発用キットです。
内容物は、

  1. Azure Sphere MT3620開発ボード
  2. USBケーブル

の2つ。

取扱説明書といった類は一切入っていません!(キッパリ

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Wi-Fi電波などの都合で、製品が { US, EU, JP } の3種類あります。
日本で使うなら JP(SKU 102991100)を。

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開発ツール

MT3620のアプリケーションは、Windowsパソコン上のVisual Studio 2017で開発します。

パソコンの要件はこちら。

  1. Windows 10 Anniversary Update以降(1607以降)
  2. Visual Studio 2017 Enterprise/Professional/Community 15.7以降
  3. Azure Sphere SDK Preview for Visual Studio

MacLinuxでは開発できません!

3のSDKはネットからダウンロード可能なので、MT3620開発キット購入前にコンパイルまで出来るか確認しておくと安心です。(MCUバイスが無くてもコンパイルまでは可能です。)

(情報ソース)

Azure

ここがややこしい!

MCUバイスをUSBからプログラム可能にするには、

  • Azure ADを用意して、
  • Azure Sphereテナントを作成して、(& 紐づけ)
  • Azure ADにADユーザーを作成して、
  • MCUバイスをADユーザーに割当てして、(クレーム)(←ちょっと間違っているかも?)
  • MCUバイスをUSBからプログラム可能にする。(サイドローディング)

と操作します。

そのため、Azureアカウントが必要です。

Azure Sphereテナントなどは、Azureアカウントで費用は一切かかりません。

ライセンス

製品ページに注意事項があります。

  • 出荷国に制限あり。(日本はオッケー)
  • 返品不可。
  • プロトタイプ用途に制限。製品に組み込んではダメ。

さらに、End User Lisense Termsがあるので、こちらもご確認を。

返品、所有権の移動

MCUバイスとAzure Sphereテナントの割当て(クレーム)は1度しかできません。
割り当ての変更や解除はできません。

使えない機能

9/24 20:30に加筆

現在はAzure Sphere SDKPreviewということもあり、ハードウェアの一部機能が使用できません。

これらの機能をサポートするスケジュールは公開されていませんが、早く使えるようになって欲しいですね。

最後に

後半、気が滅入るような内容が続きましたが、、、
最新テクノロジーをちょこっと試してみよう!といった感覚で使ってもらえると嬉しいです。

配線が苦手な人向けにMT3620 Groveシールドとか、センサーなどがセットになったAzure Sphere Grove Starter Kitという製品もありますので、時間を短縮したい方は一緒にどうぞ。