Azure IoT Middleware for FreeRTOSがSeeed Studio XIAO ESP32C6で動くか試してみます。
Azureが用意しているリポジトリは、MiddlewareとMiddlewareを使ったサンプルの2つあります。
サンプルはESPRESSIF、NXP、STマイクロ(とLinux、Windows)で動くものが用意されています。(元ネタ)
ESPRESSIF ESP32向けサンプルの手順を見ると、GitとESP-IDFを入れて、サンプルのリポジトリをクローンしてmenuconfig、ビルドすれば良いみたい。
というわけで、やってみます。
お試し
1. Gitインストール
インストール済み。
2. ESP-IDF
ESP-IDFのVSCode拡張をインストール済み。 v4.4.3しか入っていなかったので、最新のv5.3を追加しておきます。
3. サンプルをClone
ディレクトリ階層が深いみたいなので、C:\workにCloneします。 サブモジュールが含まれているので、git submodule updateを忘れずに実行します。
4. サンプルのプロジェクトを開く
VSCodeでC:\work\iot-middleware-freertos-samples\demos\projects\ESPRESSIF\esp32を開きます。
5. コンフィグレーション
ESP-IDFバージョンをv5.3.0にして、ターゲットデバイスをESP32C6にします。
そして、Wi-Fi SSIDやパスワード、接続先Azure IoT Hubなどを設定します。 設定はソースコードに記入ではなく、menuconfigです。
6. ビルド
ビルド成功しました。
いくつかAPIがdeplicatedになっているようですが、このまま進めます。
7. 実行
デバイスへフラッシュします。 モニタするとパラパラとスクロールするので、動いているようです。
Azure IoT Hubに届いているメッセージをAzure IoT Explorerで確認すると、、、 "Hello World : x !"というメッセージが届いていました。
まとめ
- Azure IoT samples using Azure IoT middleware for FreeRTOSのESP32はESP-IDF環境。
- Azure IoT samples using Azure IoT middleware for FreeRTOSのESP32はSeeed Studio XIAO ESP32C6で動く。
- ESP-IDF v5.3.0でビルドするとwarningが出る。(が、動く)
そういえば、Seeed Studio XIAO ESP32C6はチップアンテナと外部アンテナの切り替えコードが必要だった気が。確認せねば。