ALGYAN 6th IoT基板でnanoFramework(Debug.WriteLine)

これの続き。

matsujirushi.hatenablog.jp

nanoFrameworkの公式ドキュメントを見たり、nanoffのソースを見ながら、試行錯誤していたらDebug.WriteLine("Hello from nanoFramework!")が動きました。

ファームウェアは最新を入れろ

nanoff --target ESP32_WROOM_32 --serialport COMxx --updateを実行すると、最新のファームウェアをcloudsmith.ioからダウンロードして、デバイスにインストールします。

ちょっと注意しないといけないのが、、、nanoffが%USERPROFILE%\.nanoFramework\ESP32_WROOM_32にダウンロードしたファイルを一定時間キャッシュして不穏な動きをすることがあるので、実行前に削除したほうが良いです。

del /Q %USERPROFILE%\.nanoFramework\ESP32_WROOM_32\*
nanoff --target ESP32_WROOM_32 --serialport COM14 --update

nanoff実行したときに表示されるExtractingのところに、ダウンロードしたファームウェアのバージョンが表示されます。
今、実行すると1.6.5-preview.329でした。

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ちなみに、デバイスにインストールされているファームウェアのバージョンは、Device ExplorerのDevice Capabilitiesで確認することができます。
ここでは、1.6.5.329と表示されています。

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CoreLibraryはdevの最新を入れろ

そして、アプリケーションのプロジェクトに紐づいているnanoFramework.CoreLibraryは、devの最新を使います。
devの最新です!!

具体的には、Visual StudioのNuGetパッケージソースにhttps://pkgs.dev.azure.com/nanoframework/feed/_packaging/sandbox/nuget/v3/index.jsonを追加して、

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nanoFramework.CoreLibraryを、最新のプレリリース版にします。
今は、1.10.5-preview.13でした。

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実行

動いた!

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旧バージョンで動かすには?

”いつも最新に”というのは理解できますが、特定バージョンのNuGetパッケージとファームウェアで動かせないというのは少し不安です。(わたしだけ?)
というわけで、このあたりは追って調査しようと思います。