Azure Sphere Explorer の紹介
わたしが作っているGUIツール「Azure Sphere Explorer」の紹介です。
Azure Sphere のアプリケーションデプロイ
Azure Sphereは高いセキュリティレベルのIoT機器を作るためのソリューションです。
Azure Sphere認定チップのMediatek MT3620で出来る機能が注目されがちですが、チップに加えて、OS、クラウドを一括して提供することで安全性を実現しています。
とくにわたしが重要と思っている点は、「新たな脅威に対してどのように対処するのか?」で、Azure Sphereでは
が提供されています。
実際のところ、だいたい毎月、OSアップデートが配布されています。これを自前でやろうとすると、、ちょっと考えたくないですね。
そして、わたし自身の(チップで動かす)アプリケーションも、インターネットを経由して自動的にアップデートすることができます。DeviceをDevice Groupに割り当てしておき、Device GroupにImage(アプリケーションね)をデプロイすると、DeviceがImageをダウンロードして自身のアプリケーションを入れ替えます。
もう少し詳しく知りたい人は、過去記事をご参照ください。
もっと詳しく知りたい人は公式ドキュメントのDeployment and operationsを見てください。
azsphereコマンドと○○ id
が、しかし!!
アプリケーションデプロイを実際にやってみるとですね、、、なかなか辛い。
Azureポータルのような、Azure Sphereを操作するカッコイイWebページはまだ用意されていなくて、黒画面でazsphereコマンドを叩かなければいけません。また、ProductやDevice Groupといった個々のオブジェクトはIDで指定なので、「あれ?これProduct IDだったっけ?Device Group IDだったっけ?」という感じで、脳内で混ざってしまいます。
Azure SphereのGUIツール、Azure Sphere Explorer
そんなわけで、作りました。Azure Sphere Explorer。
このツールはAzure Sphereのデバイスやプロダクト、デバイスグループなどをすばやく簡単に見つけるためのGUIツールです。
出来ることは、
- Azure Sphereテナントの選択
- プロダクトの一覧表示
- デバイスグループの一覧表示
- デバイスの一覧表示
- デバイスグループに対するデプロイとイメージの表示
- プロダクトの削除 <- New!!
- デバイスグループの削除 <- New!!
と、基本的には表示だけですが、一覧でパッと状況がわかるので便利ではないでしょうか。
また、右クリックでidをコピーできるようにしたので、idをコピーしてazsphereコマンドを叩く、といった使い方ができます。
さらに、最近、プロダクトとデバイスグループの削除機能を追加しました!!やったー。
これで不要になったデバイスグループなどをきれいさっぱり消して、気分爽快になれますw
公式なAzure Sphere管理GUIツール(やWebページ)が提供されるまでのつなぎに使ってもらえれば嬉しいです。
お願い
このツールの開発は始まったばかりです。
アイデアや質問、不具合などあれば、GitHubのIssueに書き込んでください。
もしこのツールに興味があれば、GitHubのStarボタンをクリックしてください。わたしのヤル気がアップしますので! ^^