Raspberry Pi向けMRAAパッケージを作る

MRAAのインストールは、「ソースからコンパイルだぜ!」という硬派なスタイルなのですが、毎度、コンパイルしていてはやっぱり面倒です。

そのため、.debパッケージを作ってみたいと思います。
ここでは、CMakeの情報を元にパッケージを生成する、CPackというツールを使うことにします。

ここを参考に、cmake ..の直前まで実施します。

matsujirushi.hatenablog.jp

~/mraa/CMakeLists.txtの一番最後に、CPackに必要な情報を追記します。

set(CPACK_GENERATOR "DEB")
set(CPACK_DEBIAN_PACKAGE_MAINTAINER "matsujirushi")
set(CPACK_SYSTEM_NAME "armhf")
set(CPACK_PACKAGE_VERSION_MAJOR "2")
set(CPACK_PACKAGE_VERSION_MINOR "0")
set(CPACK_PACKAGE_VERSION_PATCH "0")
INCLUDE(CPack)

CMakeを実行。

pi@raspberrypi:~/mraa/build $ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX:PATH=/usr ..

すると、Makefileとともに、CPackが参照するCPackConfig.cmakeとCPackSourceConfig.cmakeというファイルが生成されます。

普通にビルドしてから、

pi@raspberrypi:~/mraa/build $ make

CPackを実行すると、

pi@raspberrypi:~/mraa/build $ sudo cpack

mraa-2.0.0-armhf.debの出来上がり!

f:id:matsujirushix:20191207141154p:plain

まだちゃんと動作確認していませんが、、、
作った.debを置いておきます。

mraa-2.0.0_0a12c5a-armhf.deb