Raspberry Pi向けMRAAパッケージを作る

MRAAのインストールは、「ソースからコンパイルだぜ!」という硬派なスタイルなのですが、毎度、コンパイルしていてはやっぱり面倒です。

そのため、.debパッケージを作ってみたいと思います。
ここでは、CMakeの情報を元にパッケージを生成する、CPackというツールを使うことにします。

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IoT PnP BridgeをRaspberry Piでコンパイルしてみた

IoT Plug and Playで、ちょっとワクワクする情報が流れてきました。

github.com

どうやら、UARTやBluetooth、I2Cのデータを、IoT Plug and PlayでAzure IoT Hubへ転送するソフトウェアのようです。

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Raspberry PiでMRAAを使えるようにする for Node.js

前々から、Node-REDで使えるGroveノードを作りたいなーと思っている話を先日のNode-RED UG Tokaiで話したところ、

www.slideshare.net

わりと「いいんじゃね?」という感じだったので、Johnny-FiveとMRAAを比較して、

www.slideshare.net

よっしゃMRAAでやろう!となり、Raspberry PiにMRAA入れるところで盛大に苦労したので、ブログに書いておこうと思う。

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次期Azure Sphere SDKで何が変わるのか?

Richardが、次期Azure Sphere SDKで何が変わるのか?をブログにアップしていたので、確認してみたいと思います。

Plan for changes coming to the Azure Sphere SDK in next release - Microsoft Tech Community - 916078

1. サインインがシンプルで柔軟に

ユーザーとAzure Sphereテナントの認証モデルを変更。
具体的に、どのようなモデルになるか明記されていませんが、マイクロソフトwork/schoolアカウントに加え、マイクロソフト個人アカウントでも認証できるようになると思われる記述があります。
ただし、新しい認証モデルに移行すると、旧来のSDKでは認証できず、新しいSDKにしなければいけない。複数人で開発しているときは注意が必要。

2. OTAの構造を簡素化

プロダクト(e.g. cofee maker)、デバイスグループ(e.g. Development)、デプロイといった、実運用に合わせた区分で管理できるようになるみたい。
このあたり、いままでは名称の付け方とかで工夫していましたが、、分かりやすくなっていいと思います。

3. Azure Sphere SDKLinux対応(プレビュー)

Ubuntu 18.04 LTSに対応。

4. Visual Studio Code対応(プレビュー)

Windows, LinuxVisual Studio Code拡張を提供。

5. CMake

Visual Studioプロジェクトファイルによる管理をやめて、CMakeに変更。

6. Visual Studio 2019に最適化

Visual Studio 2017は非サポートということで。

気になったもの

認証モデル、OTA構造はインパクト大きそうなので、詳しい情報を待つ。